診療案内 Treatment
むし歯とは
むし歯菌は基本的に、子供も大人も歯の表面に定着することでその数を増やします。一般的にはむし歯といえば黒くなっている、穴が開いているなどのイメージがあるかと思います。実際、穴が開いたり黒くなったりするむし歯がほとんどですが、それらはある程度進行したものであり、初期のむし歯ではどちらかといえば逆に白く濁ったような色を呈することが多いです。特にこれはお子様の子供の歯や、生えたての大人の歯に生じやすいので、お子様の歯を見てみて、穴が開いていないから大丈夫、黒くなっていないから大丈夫では必ずしもないこともあります。
むし歯になりやすいところ
- 大人
- ・歯肉が下がって露出した根面(根元のむし歯)
・歯の詰め物などと歯の間のすき間(むし歯の再発)
- 子供
- ・前歯や奥歯の歯と歯の間
・奥歯の溝の部分
※お子様のむし歯は保護者の方の予防意識の高まりやフッ化物配合の歯磨き粉の普及により、近年かなり減ってきておりますが、逆に大人の場合は歯科医療の進歩によってこれまで抜歯となっていた歯が長く残るようになってきたことから、むし歯の方の割合が特に50歳以上で急激に増えてきている傾向にあるようです。
むし歯が進行すると
黒くなったり、穴が開いたりして、ある程度進行したむし歯は、残念ながらむし歯の部分を削って取り除いて詰め物で詰める等の処置が必要となります。特に子供の歯や生えたての大人の歯は、歯の構造が少し柔らかく、むし歯が進行しやすいのに加えて、厚みが薄く、歯の神経も割と高い所に位置しているため、見た目はそこまで大きな穴に見えなくても、穴が開いてからご本人も気づかないうちに早期に神経にまでむし歯が進んでしまい、強い痛みが出てきたり、麻酔をして複数回に及ぶ根っこの中の処置が必要になることが多いです。
むし歯の進行について、以下のPDF資料も合わせてご覧ください。
むし歯の進行について(歯科医師向け情報サイトWHITE CROSSより許諾を得て掲載)
▼神経に達するような深いむし歯には根っこの治療を行います
根っこの治療
こんなお悩みありませんか?
こういった症状に当てはまる方は歯科医院の受診をおすすめします
- 歯に穴が開いている
- 食べ物が良く詰まる
- 冷たいものがしみる
- 歯が黒くなっている など
当院の治療
一番は生えたての大人の歯を、根の治療が必要になるほど大きなむし歯にしないことが重要です。初期の白く濁ったむし歯であれば、そのような大ごとにはならず、フッ素を定期的に塗ってあげる(歯医者で+ご自宅でフッ素配合歯磨剤の利用)ことで健康な歯に戻すことができます。特に子供の歯や生えたての大人の歯は、成熟途中でありフッ素の取り込み量が多いので効果的です(成長期に牛乳飲んでカルシウムをとれば、それをどんどん骨が取り込んで背が高くなるようなイメージ)。基本的にフッ素塗布は保険治療の対象外ですが、この初期の虫歯に関しては、最近保険でのフッ素塗布が可能となりましたので、お気軽にお尋ねください。
フッ素の働きについて、以下のPDF資料も合わせてご覧ください。
フッ素の働きについて(歯科医師向け情報サイトWHITE CROSSより許諾を得て掲載)
根っこの治療がない場合の治療の流れ
- 型を取らないでお口の中で直接詰める詰め物の場合
- ①むし歯を取り除きます
②詰め物を詰めて固めます
※素材についての詳細は診察時にご説明いたします
- 型を取って作る詰め物の場合
- ①むし歯を取り除きます
②型を取り、詰め物を製作し、装着します
※素材についての詳細は診察時にご説明いたします
- 被せ物の場合
- ①むし歯を取り除きます
②被せ物を製作し、装着します
※素材についての詳細は診察時にご説明いたします
根っこの治療がある場合の治療の流れ
- 被せ物の場合
- ①むし歯を取り除きます
②神経を取り除き、根っこの治療をします
③型を取り、土台を製作します
④被せ物を制作し、装着します
※素材についての詳細は診察時にご説明いたします
[設備紹介]削らないむし歯治療を可能にするEr:YAGレーザー

適応できる症例は限られていますが、レーザー治療により歯石を除去し、削らないむし歯治療が可能です。治療時の不快な音や振動もありません。歯周病治療への応用範囲も広く、ガリガリ削らずピンポイントに歯石を除去、歯周ポケットの殺菌にも有効です。また、出力調整が可能であり、敏感な患者様の場合など、極限まで出力を抑えてレーザーを照射できます。一撃必殺のハイキックでなく、小さなボディブローの連打でダメージを蓄積させてばい菌を攻撃するイメージです。さらにEr:YAGレーザーは周囲組織にダメージを与えることなく狙った部分にピンポイントで照射可能であるため、処置後の痛み軽減も期待できます。
▼メーカーによる患者様向けのご説明動画も合わせてご覧ください。
株式会社モリタ レーザー治療について【患者様向け動画】
むし歯の予防
お子様のお口の中でむし歯菌が急激に増えていく時期は、複雑で形も大きな奥歯が生え始める1歳半〜3歳の間です。よって、その間の歯磨きがお子様のその後のお口の中の状態を決めると言っても過言ではありません。前歯しかないうちは、そんなに形も複雑でなくのっぺりしているので、湿らせたガーゼで挟むようにして拭ってあげることで十分に事足りるかと思います。しかし奥歯では、形も大きくなり複雑な溝の凸凹も出てくるため、ガーゼのみでは十分ではなく、ここで初めて歯ブラシの必要性が出てきます。奥歯が最初に生えてくるのはだいたい1歳半くらいですが、そこで初めてお子様に歯ブラシを使っても、慣れるまではなかなかすぐにお口の中に入れるのは難しいかと思いますので、できれば奥歯が生えてくる前の1歳あたりから、ガーゼでの清拭に慣れてきた頃に、歯ブラシにも徐々に慣れさせておき、奥歯が生えてきた1歳半頃には問題なく歯ブラシをお口の中に入れることができるように環境を整えてあげれば、スムーズに奥歯磨きができてくるかと思います。
よくある質問
- 検診でむし歯と言われたのに歯医者に行ったらむし歯じゃないと言われるのはなぜ?
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検診はあくまでスクリーニングであり、疑わしいもの、怪しいものはとりあえず黒とするのが本来の意義です。「怪しいものはとりあえず黒にしといて、後は病院でしっかり検査してもらってね。それで白だったらそれはそれで安心できるし、黒でも初期のうちに見つけることができれば大事にならず簡単な治療で済ませることができるのでよかったですね」というのが検診のそもそものスタンスです。最悪なのは検診で白とされたものが実は黒だったケースであり、この場合は発見がかなり遅れるので、見つかった頃には治療ができない、あるいはできても大掛かりとなるケースも考えられます。そうならないようにするために、検診では疑わしきものは全て拾うというスタンスで行うのが通常であり、検診でむし歯と言われたからといって、必ずしもむし歯というわけではなく、「むし歯の可能性がありますので歯医者に行って調べてもらって、必要があれば治療をしてもらってください。必要がなければそれはそれでよかったですね」くらいの感覚で捉えていただければいいかと思います。
- 歯がしみる場合はむし歯ですか?
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一口にしみるといっても、いろいろなしみるがあります。甘いものがしみる場合、多くは銀歯の下がむし歯になっていることが多いように感じます。銀歯の下なので、よほど大きく進んでいない限りは肉眼では見えず、レントゲンでも写りませんが、症状があれば銀歯を外して中の状態を確認した方がいいかもしれません。一方、冷たいものが一瞬だけしみる場合や、歯磨きの時にしみる場合には、知覚過敏であることがほとんどなので、あまり心配はいらないかと思います。