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2024.08.23

院長ブログ

外傷後の歯の変色

外傷後の歯の変色

歯を打った後の歯の変色は、神経が死んでしまったからだというイメージがあるかと思います。

確かに、外傷後しばらく経ってからの変色では、神経が死んでしまっていることがほとんどなのですが、受傷後1ヶ月内くらいで生じる変色の場合は、歯の神経から微小な出血が起こって変色を起こしている可能性があります。

この場合止血並びに血液の吸収と共に、変色も徐々に回復してくるので、お痛み等の症状がなければしばらく経過観察をし、なかなか変色が消えない、あるいはどんどん色が濃くなってきている等の経過があれば、神経の処置を行うという形になるかと思います。