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2025.04.20

院長ブログ

歯周病菌検査とブルーラジカル治療

歯周病菌検査とブルーラジカル治療

先日テレビを見ていると、歯周病特集みたいな番組で上記2つの項目が取り上げられていました。ともに最先端の歯周病治療、みたいな位置付けでの紹介であり、実際に芸能人のお口の中の検査をしたり、ブルーラジカル治療の前後での検査結果の変化等を取り上げたもので、その画期的(に見える)な効果から、もう明日にでもすぐに検査と治療を受けたくなるような内容のものでした。

いずれの検査、あるいは治療もこれまでにはなかったメカニズムの、画期的なものではあるかと思いますが、一番大切なのはこれら二つはいずれも保険が効かない、いわゆる自費治療となってしまい、一回で何万円という莫大な費用がかかってしまうということです。このことをあまりよく伝えずに、ただ最先端の画期的な治療という取り上げ方だけで一方的に情報を提供してしまうと、人によっては保険でこれらの治療が受けられるものだという誤解を生んでしまうのではないかと考えてしまいます。(ちなみに最先端=最善では必ずしもなく、いくら最先端であっても10年後に消えいている治療法であればそれはあまり効果のない治療方法だったということになってしまいます。)

ちなみに半年ほど前にブルーラジカルのデモ機の展示会?に行ったときに業者の方に伺った時点では、鹿児島では未だこの機器を導入している歯科医院は一件もないとのことでした(現在は調べたら市内に一件あるみたいです)