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2024.11.27
院長ブログ
終わり方を思うとき
日本人の死因としては老衰がおおよそ1割であり、あとの9割は癌や心疾患、脳卒中等の病気が原因という統計が出ています。日本人の平均寿命も健康寿命もここ20年でともに伸びてきていますが、その間のいわゆる最後の不自由な期間はずっと10年前後と変わらないままです。それぞれがそれぞれの人生を一生懸命に生き、一生懸命に仕事をしたり子育てをしたりして頑張ってきたのに、最後の最後はそのほとんどが病気となって、不自由な10年を過ごしたのちに病院で亡くなるというこの事実を想うと、医療人の端くれとしてはなんともやるせない気持ちになります。
せっかく一生懸命生きた人生なので、その最後の最後まで病気なく幸せに過ごすことのできる社会を作ることができればなと思います。そのために微力ではありますが、歯科の分野からも何かできることはないかということを常に考えながら、日々の診療にも当たっていきたいと考えています。