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2024.11.08
院長ブログ
親知らずの痛み
歯槽膿漏や根の病気の場合の痛みと異なり、親知らずの痛みの場合には、膿を持たないか、持っても少量である事がほとんどです。
膿をたくさん持っていたり、歯茎の中に溜まっていたりした場合には、これをなんらかの方法で出してあげることによって痛みは劇的に改善していきますが、あまり膿のたまりにくい親知らずの痛みの場合には、治療によっての劇的な痛みの改善がなかなか難しいものでもあります。
基本的に、痛みの出てきた親知らずは抜歯をする事が望ましいのですが、痛みのあるうちは麻酔が効かなかったり治りが悪くなったりするので抜歯はしないほうがよくて、さしあたり歯茎周りを洗ったりレーザーを当ててお薬を入れたりとします。これによって徐々に症状は改善していきますが、膿を出した時みたいな劇的な改善は望めない事が、歯医者としては非常に心苦しいところですが、ご理解をいただけましたら幸いに存じます。
一回の処置で大きく症状を改善してあげたい気持ちは山々なのですが、実際のところは徐々に徐々に、ゆっくり治っていくことの方が多いような気がします。