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2024.11.02
院長ブログ
むし歯の治療方法
むし歯といえば、削って詰める、といった治療が一番イメージとしては浮かびやすいかと思いますが、必ずしもそうでもなく、削る必要のないむし歯、というものも結構存在します。
削る必要のあるむし歯は、基本的には大なり小なり穴が開いているむし歯です。一度あいた穴は、もう元には戻らないので、この場合は残念ながら削ってむし歯を綺麗に取りきったのちに、人口の材料、すなわち詰め物で穴を補修してあげる必要があります。一方、穴のあく一歩手前の、歯の表面だけが溶けたむし歯であれば、削らずに相当数は治って行くと言われています。ただし、虫歯の原因である歯垢を綺麗に落とすことが必要なのと、できればフッ素を毎日歯磨き粉として塗ってあげて、溶けかかっている歯にミネラルを供給することで、歯の強化と再石灰化を促してあげる必要があります。これをきちんと行っていけば、穴のあく前のむし歯であれば十分に健康な状態に戻ることを期待できますが、逆に怠ればそこからさらにむし歯は進んで、やがては穴があいて削る治療が必要になってくるかと思います。