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2024.10.15

院長ブログ

治療方法の選択基準

治療方法の選択基準

ご自身の歯に対して複数の治療方法の説明があった場合、どの治療方法が一番いいのだろうと悩まれることも多いかと思います。この治療方法は最近出て来たばかりの最新の治療です!なんて言われると、あたかもその治療方法が一番いいかのような錯覚を受けてしまいますが、必ずしも最新=最適ではないのではないかと考えます。

お菓子や家電なんかでもそうなのですが、年に多くのメーカーが多くの新商品を出してきますが、そのほとんどがいつの間にかなくなって消えていってしまっています。消えるには消えるだけの理由があり、でもそれは出てきたてのいわゆる最新の段階ではその判断ができません。結局、残ったものがいいお菓子、いい家電であり、例えばスナック菓子でいえば、ポテトチップスの安定感に勝るものは今の日本にはないしこれからも出てくることはないのではないかと思います。

歯の治療もこれと同じで、最新の治療もいいのですが、昔からあって消えずに今でも残っている治療法というのは、やはり残っている何かしらの理由があるはずです。言い換えれば、長年の実績と安定感があり、時を超えて多くの患者さんをこれまでに救ってきた治療方法であるから、今もその治療法は歯医者さんたちに愛され続けて残っているのではないでしょうか?ご自身の歯にとって一体どの治療方法がいいのか迷われた際には、このように時間軸をベースにして考えてみるのも一つの考え方かもしれません。