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2024.10.06

院長ブログ

唾液の力と虫歯予防

唾液の力と虫歯予防

唾液にはカルシウムやリンが含まれており、虫歯によって溶けかけた歯を再石灰化して補修するという作用があります。口の中に食べ物があれば、その食べ物に口の中の唾液は持って行かれてしまうのであまり歯に浸透することはできず、どちらかといえばこの虫歯の補修作用が起きるのは食べ物も何も口の中にない時といえます。したがって、口の中に何も食べ物がない時間を長くすればするほど虫歯は補修されていき、その進行を止めることができるといえます。この観点から考えると、一番虫歯になりやすい食べ方は、だらだらと少しずつ食べる、といった食べ方であり、これだとせっかくの唾液も全然歯に浸透できず、うまく虫歯の補修ができません。食事、あるいは間食をする際には、しっかりと時間を決めてあまり早食いも消化に悪いですが、だらだら長く食べ過ぎない、あるいは食べ続けないようにしていただくのが、虫歯を予防するための一つの方法でもあります。