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2024.09.29
院長ブログ
こだわりの光照射器
世に言う歯医者の白い詰め物は、粘土みたいなプラスチックの柔らかい素材をお口の中で歯に合わせた形に作りあげた後に、柔らかいままではすぐに取れてしまうので、光を当ててそのエネルギーで硬めてお口の中で機能させるというものになります。(ネイルなんかによく用いられる、いわゆるレジンとよばれるものです)
しかし光の当て方や届き方が不十分であれば、プラスチックの固まり方も当然不十分なものとなり、すぐに外れたり欠けてきたりする原因となってしまいます。せっかく詰めたものがすぐにとれてしまうのはなんとしてでも避けたいので、極力そのようなことがないようにするために、当院では特にこだわって、光をあてるその照射器はエネルギーの一番強いものにしてあります。値段は他のものよりも少しお高く、業者の方にもうちょっと安いものもありますよと言われたのですが、そこはお金を払ってでも大切にするべき譲れないポイントだと考えています。
また、その当て方に関しても、基本的に光のエネルギーは距離が近ければ近いほど、また時間が長ければ長いほど大きくなるので、できるだけ近い位置から、均等に他方向から複数回光を時間をかけて照射するといった工夫をしています。(距離が1cm離れるだけで、光のエネルギーおよび接着強さは約半分になると言われています)