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2024.09.17

院長ブログ

強度行動障害

強度行動障害

食べられないものを口に入れる、危険につながる飛び出しなど本人の健康を損ねる行動、他人を叩いたり物を壊す、大泣きが何時間も続くなど周囲の人のくらしに影響を及ぼす行動が、著しく高い頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要になっている状態のことをいいます。

その行動の根源は、言葉でうまく自分の気持ちを伝えられない子供のコミュニケーション手段だと言われており、困った人というよりはむしろ困っている人といった言い方のほうが正しいのかと思います。うまく自分の気持ちを伝えられないというフラストレーションからきているものも多いため、適正な環境調整を行ってあげることで、穏やかに過ごせる人も多いと言われています。

少し年代は違いますが、自分が日頃接している認知症患者さんにも通じる部分もあるのかなとも感じます。