自分の意思がどうであれ絶対に抗えないものに、時代の流れがあります。それは例えば技術の進歩であったり、はたまた社会の変化であったり、風評、世論であったりとするのですが、時がゆっくりではあるけれど確実に進んでいく以上、現状維持は維持ではなくて明らかに後退だと考えます。時代の流れに取り残されないようにするためには、言い換えれば、社会や地域に必要とされる歯科医院であり続けるためには、絶えずアンテナをはってそして色々なものを吸収していく、すなわち勉強することしかないのかなと思います。世代交代での変化という方法も確かにありますが、世代交代なんかしなくても、自分が絶えず勉強し続けて、絶えず変わり続ければいいだけの話なのかなと思います。

もっとも強い者が生き残るのではなく、もっとも賢い者が生き残るのでもなく、唯一生き残るのは変化できる者であるという言葉がありますが、ある意味変化できるということ≒賢いということのように思えるときもあります。時代の変化を柔軟に受け入れ、進化を続けるということは、いわゆる人としての成長にも通じるもののような気がします。自分の周りにいる賢い人はおしなべて、変化することの大切さを知っているような印象を受けます。

10年後、20年後、30年後もずっと地域で必要とされ続ける、そんな歯科医院を作っていければなと考えています。そのための勉強であれば、全然惜しくはありません。