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2024.10.14

よくある質問

根の治療後もなかなか症状が消えない

根の治療後もなかなか症状が消えない

神経に炎症がある、あるいは神経の通っている管の中にばい菌が入り込んでいて痛み等の症状を生じている場合、中の根っこの治療が必要になってきます。

ほとんどの場合、根っこの治療によって炎症を起こしている神経を取り除いたり、中のばい菌を綺麗にしたりすることで症状は治って来ますが、稀にしつこい痛みや違和感等が残ってくる場合があります。原因はいくつかありますが、そのうち良くあるのが根っこの先あるいは一部側面が元々顎の骨から少し飛び出してしまっていることによるものです。

この場合、いくら根っこの治療を続けても、根の中が綺麗になれば症状の原因はそこにはもうないのであまり症状の改善には繋がらなく、むしろ続ければ続けるほど歯がだんだんと弱ってきますので、ある程度のところで根の治療は仕上げをして、あとは仮歯等を入れながら様子を見ていく形となります。根が骨から出ているところを部分的に削ってしまうという治療方法もあるのですが、その場合歯茎を開けたり骨を削ったりと少し大がかりな外科処置が必要となってくるので、少しの違和感程度であればそこまでの処置の必要性はあまりないのかなと考えます。