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2024.10.07
院長ブログ
治療のゴール
自分たちが目指す治療のゴールは、もちろん病気を治すことですが、それも患者さん個々人の価値観によっては、臨機応変に変えていかなければいけないのかなと考えています。
明らかに歯医者から見て、抜歯をしなければいけないような状態の歯であっても、患者さんが特にその歯に関してなんの症状も訴えておらず、不自由なく普段のお食事や日常生活を送れているのであれば、その旨をご説明した上で患者さんが希望されるのであれば、抜かずにそのまま歯を保存する方法を考えるのもまた医療かなと思います。
あまりにも医療の水準からかけ離れた無理なご希望には添えないこともありますが、医療が患者さん相手のものである以上、正解は必ずしも教科書どうりではなくて、ゼロかイチかでは割り切れない、それこそ患者さんの数だけ正解があるという側面もあるものなのかなと考えています。