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2024.09.28
院長ブログ
被せ物が外れるということ
被せたものが何かの拍子で外れてしまうと、またつけてもらいに歯医者に行かないといけなくなるため、極力外れにくいかぶせ物の方がいいように感じるかと思います。
もちろん、あんまり早期に外れてしまうようではかぶせ物として機能しているとは言えないので、そこは外れないほうがいいのはそうなのですが、例えば無理な力が歯にかかった場合に、かぶせ物が外れるということはある意味歯にかかる衝撃を外れることによって逃がしているということもできるため、どんな強い力がかかっても外れないようにガチガチにくっつけてしまうのも少し考えものなのかなと思います。
無理な力が歯にかかって、それでもかぶせ物が外れずに衝撃を歯から逃がしきれなかった場合、最悪歯にヒビが入ったり割れてしまったりしてしまい、そうなるともう残念ながらその歯を抜くしか方法がなくなってきます。
かぶせ物は、極論を言えば外れればまたつけ直せばいいだけなので、外れたとしてもまた元に戻すことができますが、歯が割れてしまった場合は残念ながら元に戻すことは神様でもできません。その意味で当院では、かぶせ物をつける際には、あまりガチガチに強度なセメントは使わずに、短期間で外れたりはすることのない必要最低限の強度を持ったセメントを使用しております。