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2024.09.26
麻酔後の歯茎の痛みについて
麻酔をして処置をした後、歯は痛みはないけれども歯茎が触れると痛みがある、ということがたまにあります。
麻酔のお薬の中には血止めの成分も入っていて、これが入っていることによって、麻酔薬が血流に乗って処置部位から早期に流されてしまわないように、じっくりと必要な時間十分に効いてくれるようになっています。(僕たち歯医者は、麻酔が処置部位に効いているかどうかを、その部分の歯茎が周りよりも白くなっているかどうかで判断しています。
麻酔が効いている部分は同時に血止めの成分もきいてきているので、血流が少なくなって周りの歯茎よりも白っぽく(赤みが少なく)見えます)1時間とか2時間とか、ある一定の短い時間だけその部分に血流が少なくなったとしても、麻酔が切れて元の血流が再開すればその歯茎がダメージを受けることは基本的にはありませんが、人によっては麻酔のお薬が長く効きすぎる体質の方もいらっしゃり、その場合血流の途絶えた時間が長くなってしまうと、部分的にそこの歯茎だけが壊死したような状態となり、麻酔が切れた後の歯茎の痛みとなって出てくるというわけです。
部分的に壊死したとしても、やがてしたから新しい歯茎ができてきて置き換わって行くので、特に問題はありませんが、置き換わるまでの一週間程度はその部分に触れると少し感じるものがあるかとは思います。
その場合、おっしゃっていただけましたら傷の治りをよくするうがい薬等ございますので、処方させていただき極力早くダメージを受けた部分が新しい歯茎に置き換わるように努めさせていただく形となります。