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2024.09.07
院長ブログ
指しゃぶりについて
指しゃぶりはある程度の年齢までは、おしゃぶりと同様お子さんの心の安静のためには必要なものかと思いますが、あまり長いことそのくせが残ってしまうと、お子さんの歯並びに影響を与えることがあります。
指しゃぶりを2歳でやめた子、3歳でやめた子はそのうち70%程度がきれいな歯並びを獲得したのに対して、5歳まで残っていた子で、きれいな歯並びとなったのは30%程度という報告もあります。
なので、歯並びの観点から考えた指しゃぶりのやめ時は、おおよそ3歳以降なのかなと考えます。指しゃぶりで影響の出てくる歯並びの種類としては、上の歯のいわゆる出っ歯や前歯が上下とじた時に完全に噛み合わずに隙間が残る開咬という状態が生じやすいと言われています。
3歳以降も残る指しゃぶりを極力しないようにさせる方法としては、ダメダメと殊更に禁止するよりも、指しゃぶりをしなかった日があればそのことを褒めてあげるといった対応を行った方が、効果的であると言われています。指しゃぶりによって生じた出っ歯等の歯並びへの影響は、指しゃぶりを止めることでほとんどの場合改善していくと言われています。