患者さんの体質によって、虫歯や歯槽膿漏へのなりやすさも異なってきますので、一概には言えませんが、それぞれのリスクに応じた理想の間隔を一応こちらでご提示することはできます。しかしメンテナンスにおいて一番大切なことは、多少理想よりも間隔が空いてでも定期的に継続してきていただくことだと考えていますので、基本的には患者さん、あるいはご家族の方の無理のないペースで来ていただければと考えています。頑張って理想のスパンで来ていただくことは大変ありがたいことなのですが、あまり頑張りすぎて途中で息切れしてしまって通院できない中断期間が長くなってしまうと、次回久しぶりに来院された時には取り返しのつかないようなお口の中の状態になっているようなこともこれまでにいくつか経験をしており、そうなるくらいであれば、多少間隔は理想よりも空いたとしても、無理なく継続して来ていただいた方が皆様のお口の健康を維持していく上ではいいのかなと考えています。

そして、継続的なメンテナンスも大切ですが、メンテナンス間をつなぐセルフケア、すなわち日頃からのご自身での歯磨きもまた、メンテナンス間隔以上に歯茎の健康を維持する上では重要になってきます。