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2024.11.04

院長ブログ

食べ物を噛むということ

食べ物を噛むということ

食べ物を噛むということは体にとってとても重要なことで、何かの原因で歯を失ってしまい入れ歯を作ったが合わなかったので使わずに物をほとんど丸呑みしている、という方にしばしば出会うことがあります。

丸呑みができているうちはいいのですが、何かのきっかけでものを飲み込むための筋肉が弱って来た場合などに、丸呑みの場合はうまく食道に流れずにむせてしまう、いわゆる誤嚥を生じることがあります。誤嚥したものは気管から肺の中に落ち込んでいくので、そこで感染源となって肺炎の原因となり、お口からの摂取が困難となって胃ろうに移行するという方も多く見受けられるように思います。

いつまでもお口から美味しく食事をとっていただくためには、最初は少し馴染むまで大変で何度か調整も必要になってきますが、頑張って入れ歯を使いこなしていただき、しっかりと食べ物を噛んで飲み込む、ということがとても重要となってきます。